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ガザでポリオ感染、25年ぶり確認…国連事務総長が子どもへのワクチン接種と即時停戦呼び掛け

読売新聞 / 2024年8月17日 10時28分

16日、ガザでのポリオ流行の懸念を受け、ワクチン接種のための停戦を訴えるグテレス事務総長(米ニューヨークの国連本部で)=国連提供

 【ニューヨーク=金子靖志】パレスチナ自治区ガザの保健当局は16日、発症すると手足のまひなど後遺症が残ることもあるポリオの感染が確認されたと発表した。国連のアントニオ・グテレス事務総長はこの日、国連本部で記者団に、流行阻止には子どもたちへのワクチン接種が必要だと訴え、ガザで戦闘を続けるイスラエルとイスラム主義組織ハマスにワクチン接種のための即時停戦を呼び掛けた。

 世界保健機関(WHO)によると、ガザでは過去25年間、ポリオの感染が確認されていなかった。WHOは7月下旬、ガザの下水からポリオウイルスが検出されたと発表していた。国連は、10歳未満の64万人以上を対象にワクチン接種を始める準備を進めている。

 グテレス氏は記者団に「流行を食い止めるには、大規模な緊急対策が必要だ」と述べた。

 ガザでは水道や衛生施設は長引く戦闘で壊滅状態となっており、定期的な予防接種も中断されている。グテレス氏は、はしかやA型肝炎も流行していると指摘し、感染症対策の重要性を強調した。

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