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小松大谷、体調不良で選手から転身し快進撃支えた記録員の母「かっこいい」「自慢の息子です」

読売新聞 / 2024年8月17日 11時5分

スタンドで目を細める江口千春さん(甲子園球場で)

 第106回全国高校野球選手権大会第11日の17日、第1試合に登場した小松大谷の三塁側アルプス席では、記録員としてベンチ入りした江口 魁宝 かいほうさん(3年)の母・千春さん(46)が時折、目を赤くしてグラウンドを見つめていた。

 中学時代、全国大会に出場した魁宝さんは、「地元の仲間たちで強い私学を倒したい」との決意で小松大谷に入学。甲子園を目標に鍛錬に励んだ。

 しかし今年3月、突然の耳鳴りに襲われた。めまいや頭痛もあり、医師の診断は「メニエール病のような症状」。選手としてのプレー継続は当面、難しくなった。

 それでもチームを支えたい――。魁宝さんから学生コーチとして部活動を続ける意思を聞くと、千春さんは「自分が決断したことなら」と背中を押した。

 魁宝さんの担当は主に、投手陣の練習のサポートと試合のデータ分析。今大会、大阪桐蔭に零封勝ちするなどしたチームの快進撃を支えた。千春さんは「夢を諦めず努力する姿はかっこいい。自慢の息子です」と涙をこらえた。

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