神村学園、上川床勇希の小中学生時代の指導者が声援「甲子園に立っている姿を見られてうれしい」

神村学園に声援を送る河野さん

　第１０６回全国高校野球選手権大会第１１日の１７日、第３試合で登場した神村学園（鹿児島）のアルプス席には、「６番左翼」で出場した上川床勇希選手を小中学生時代の８年間指導した河野新也さん（３８）の姿があった。

　河野さんの親戚が上川床選手と同じソフトボールチームに所属。まだ小学２年生だったが、打撃と守備にセンスを感じ、「野球を教えたい」と両親に申し出た。その日から毎日のように３～４時間、二人三脚で練習に励んだ。

　神村学園が甲子園に出場した昨夏、今春とも、都合が合わず応援に来られなかったが、今大会で初めてアルプス席に座った。「勇希が甲子園のグラウンドに立っている姿を見られて本当にうれしい」と河野さんは目を細めた。