スケボー「金」の吉沢恋「自分は反復練習でうまくなった」…地元・相模原で報告会、施設整備で市長に注文も

　パリ五輪スケートボード女子ストリートで優勝した吉沢 恋 （ここ）選手（１４）の「金メダル報告会」が１７日、地元相模原市の市民会館（中央区）で開かれ、会場を埋めた１０００人余りの市民らが快挙を祝った。

　同市立小山中３年の吉沢選手は、初の五輪出場について「緊張もあったが、ライバルであり友だちでもある選手たちと一緒に滑れたのが楽しかった」と話し、金メダルが決まった瞬間は「うれしいのもあったが、けがなく終われた安心感の方が強かった」と振り返った。

　会場の子供からの「どうしたらうまくなれるか」の質問には、「自分はすごい才能があるわけではないが、反復練習でうまくなった」。なにかひとつに熱中して頑張れたら、活躍できると思う」と、エールを送った。

　吉沢選手のコーチの寺井裕次郎さん（４０）も参加し、「吉沢選手がすごいのは、同じことを繰り返して練習できるところ」と、日々の努力をたたえた。

　吉沢選手は、出席した本村賢太郎市長に、屋内スケートボード施設の早期整備も注文。「次のロサンゼルス五輪に向けても頑張る」と締めくくった。