台風７号の夜、成田空港で外国人旅客ら１０００人足止め…国際線・国内線計２８７便欠航

成田空港にとどまった旅客ら（１６日午後９時１１分、第１ターミナルで）

　台風７号の影響で１６日、国際線と国内線の計２８７便が欠航した成田空港。１６日夜から１７日朝にかけては、出国できなかった外国人旅客を中心に約１０００人が、旅客ターミナル内のベンチなどで過ごした。一夜を明かした人数は通常日の約３倍だったといい、成田国際空港会社（ＮＡＡ）は寝袋とクッキーを配った。

　成田空港では２０１９年の台風１５号の際、空港から都心へ向かう鉄道やバスが軒並み運休し、最大約１万６９００人が足止めされた。

　今回の人数は１９年ほどではなかった。ＮＡＡは、欠航によって海外から到着する旅客が限られていたことや、一部の鉄道が運行していたことなどを一因に挙げている。