ゆらり揺られて伊賀焼の涼やかな音色…伊賀鉄道で「風鈴列車」

車内で涼やかな音色を響かせる伊賀焼風鈴（三重県伊賀市で）

　伊賀鉄道（三重県伊賀市）は今月、「伊賀焼風鈴列車」を運行している。伊賀焼の風鈴３０個が走行中の車内で揺れ、涼やかな音色を奏でる。３１日まで。

　今年で１６回目。同鉄道のマスコットキャラクター「ふくにん」が車体に描かれた「伊賀の四季」号の２両で、つり革の間に１５個ずつつり下げた。風鈴の短冊は松尾芭蕉が詠んだ夏の俳句が書かれた絵手紙風で市内のサークル「絵手紙いろは」が制作。ふくにんのストラップも添えられている。

　車窓にはすだれ、うちわなどを飾り、アサガオの造花を添えて「涼」を演出した。担当者は「猛暑の中、冷房の利いた伊賀線に乗り、風鈴の音色で涼しさを感じてほしい」と話している。

　運行時刻に関する問い合わせは上野市駅（０５９５・２１・３２３１）。