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松山英樹、崖っぷちで臨んだ17番で8mのパット沈め首位再浮上…18番と連続バーディーで頂点に

読売新聞 / 2024年8月19日 11時41分

 【メンフィス(米テネシー州)=帯津智昭】米男子ゴルフのプレーオフ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権は18日、テネシー州メンフィスのTPCサウスウインド(パー70)で最終ラウンドが行われ、2位と5打差の首位で出た松山英樹は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパーで回り、通算17アンダーで米ツアー10勝目を挙げた。今季2勝目。年間ポイント上位が出場するプレーオフシリーズでの優勝は日本勢で初めてで、賞金360万ドル(約5億3000万円)を獲得した。

 松山は追い込まれていた。最終ラウンドは2位と5打差の首位でスタートしながら、徐々に差を詰められた。14番パー3で第1打をグリーン手前の池に入れてしまい、ボギー。悪い流れを引きずった15番ではダブルボギーをたたき、2位に後退した。

 崖っぷちの心境で臨んだ17番パー4。第1打を左のラフに入れたものの、第2打でグリーンに乗せた。「このパットを入れさえすれば、リードできる」と集中力を高め、約8メートルのバーディーパットを沈めた。力強く右拳を握りしめてガッツポーズ。単独首位に立つと、18番パー4では池越えの第2打でピンまで約1・8メートルにピタリ。連続バーディーを奪って頂点をつかみ取った。「プレーオフシリーズで優勝することは、ずっと目標にしていたのでうれしい」と笑顔を見せた。

 2週間前のパリ五輪では、日本男子史上初の表彰台となる銅メダルを手にした。「銅メダルを獲得できたのは、すごくうれしかった。今週、いいゲームができた。これを続けていけるように頑張りたい」。腰の状態が万全とは言えないものの、世界トップで戦える実力を証明した。プレーオフシリーズは3週連続で行われる。五輪のメダル、米ツアー通算10勝目という好調の流れに乗り、日本人初の年間王者にも手が届きそうな勢いを感じさせる。(帯津智昭)

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