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NTTデータがカプセルホテル、品川駅前に70ユニット…NTTグループのホテル事業拡大も視野

読売新聞 / 2024年8月19日 17時57分

睡眠データを計測するセンサーなどが設置されたカプセルホテル(東京都港区で)

 NTTデータは、睡眠時のデータを解析する技術を活用したホテル事業に参入する。東京・品川駅前に9日、カプセルホテル「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」を開業した。蓄積した睡眠データを活用し、食品や医療機器メーカーなどの商品開発も後押しする。

 ホテルは男性専用で70ユニット(室)。内部にセンサーや赤外線カメラ、集音マイクを備える。事前に同意を得た宿泊者が眠っている間に、寝返りやいびきの回数、無呼吸に陥った秒数などのデータを集める。宿泊者は後日、測定結果のリポートを受け取れる。

 得られたデータは食品や医療機器メーカーなどと連携し、睡眠の質の向上につながる商品の開発に活用。2030年までにヘルスケア事業全体で300億円の売上高を目指す。

 NTTグループは都市部などに通信設備を備えたビルを保有している。今回のカプセルホテルでノウハウを高めた上で、将来のホテル事業の拡大も視野に入れているという。

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