尖閣諸島に上陸のメキシコ人、石垣海保が書類送検…出国手続きせず途中で領海外に出た疑い

尖閣諸島の（手前から）南小島、北小島、魚釣島（読売機から）

　沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に上陸していたメキシコ国籍の男性について、石垣海上保安部（沖縄県石垣市）は１９日、入管難民法違反（不法出国）の疑いで那覇地検石垣支部に書類送検した。

　第１１管区海上保安本部（那覇市）によると、男性は４０歳代で、魚釣島に上陸するまでの間に、出国手続きを経ないまま同県・与那国島周辺の領海を出た疑い。

　男性は１６日午後２時３８分頃、魚釣島東岸に上陸しているのを海上保安庁の巡視船が発見。日本最西端の与那国島から台湾へカヌーで向かっている途中に潮に流され、魚釣島に漂着したとみられるという。