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イスラエル攻撃準備のヒズボラ、ハマスを大幅に上回る戦力…無人機性能を誇示する映像公開

読売新聞 / 2024年8月19日 20時59分

ヒズボラとイスラエル軍の戦闘で煙が上がるレバノンとイスラエル国境付近(17日)=ロイター

 【カイロ=田尾茂樹】イスラム教シーア派組織ヒズボラは6~7月、イスラエル上空から無人機で撮影したとするハイファや周辺の映像を相次いで公開した。海軍基地の一部や艦艇が停泊する港に加えて、ハイファから約20キロにある空軍基地も収められていた。

 国境から近く、軍基地などもあるハイファは、ヒズボラにとって攻撃の成果を示しやすい格好の標的の一つとされる。映像公開はイスラエルの防空システムをすり抜ける無人機の性能をアピールし、イスラエルをけん制する狙いとみられる。

 戦略国際問題研究所などによると、ヒズボラは、イスラム主義組織ハマスを大幅に上回る12万~20万発のミサイル・ロケット弾を持つとされる。イランの支援で、精密誘導弾や航続距離2000キロの無人機なども増強しており、イスラエル全土で目標を正確にとらえた攻撃が可能という。

 16日には、地下トンネル内で大量のミサイルを運ぶトラックの映像も公開し、攻撃準備を整えていることを誇示した。一方で、経済危機が深刻なレバノンの国内情勢を踏まえ、ヒズボラはイスラエルとの全面衝突を避けたい意向とされる。ガザで停戦が実現すれば、攻撃を止めると繰り返し訴えており、ガザの停戦交渉の行方を注視しているとみられる。

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