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兵庫県知事のパワハラ、職員4割「見聞きした」…本人は「必要な指導」と全否定

読売新聞 / 2024年8月19日 23時55分

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が、県の全職員を対象に実施したアンケートの中間報告の内容が判明した。パワハラ疑惑について、約4割が見聞きしたと回答。贈答品の受領疑惑についても、見聞きしたと答えた職員が約2割いた。

 アンケートは、前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)が告発文書で指摘した斎藤知事の7項目の疑惑について、「実際に知っている」「知っている人から聞いた」「人づてに聞いた」「知らない」から選択する方式。項目ごとに、見聞きした内容を記す自由記述欄も設けた。

 7月31日~8月14日、職員約9700人を対象に実施し、約6700人が回答。中間報告ではこのうち、5日午前9時までの回答(4568人分)を集計した。

 中間報告によると、斎藤知事のパワハラ疑惑について、見聞きした人の合計が38・3%(1750人)を占めた。このうち、自身が目撃したり、経験したりして「実際に知っている」と回答した人が1・3%(59人)、「知っている人から聞いた」が10・2%(466人)いた。「人づてに聞いた」は26・8%(1225人)だった。

 斎藤知事が地元企業などから贈答品を受け取っているとの疑惑については、見聞きした人の合計が20・7%(946人)。「実際に知っている」は0・9%(43人)、「知っている人から聞いた」は3・5%(160人)で、「人づてに聞いた」は16・3%(743人)だった。

 斎藤知事は7項目の疑惑を全て否定している。パワハラ疑惑については「業務上必要な指導」と主張。贈答品については「個人的な受領はない」としている。

 百条委は23日、まずパワハラ疑惑に絞って証人尋問を始め、30日には斎藤知事の尋問を予定している。

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