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広島土砂災害で犠牲となった兄夫婦に「あっちで仲良うやれよ」…遺族ら冥福祈る

読売新聞 / 2024年8月20日 12時0分

慰霊碑に向かい手を合わせる男性(20日午前、広島市安佐南区の市立梅林小で)=東直哉撮影

 災害関連死を含めて77人が犠牲となった2014年8月の広島土砂災害から10年となった20日、広島市内各地で、遺族や被災者らが祈りをささげた。

 最も被害が大きかった同市安佐南区八木地区では、市立 梅林 ばいりん小で追悼式が営まれた。近くに住む 立川 たつがわ新三さん(87)は献花後、慰霊碑に刻まれた兄、洋二さん(当時81歳)とサチコさん(同82歳)夫妻の名前を手でさすり、「あっちで仲良うやれよ」と涙ながらに語りかけた。

 広島土砂災害は、短時間に大雨をもたらす「線状降水帯」が引き起こした。土石流や土砂崩れが相次ぎ、住宅179棟が全壊するなど、建物被害は約4700棟に及んだ。

 早期避難のために気象予測が強化されるきっかけとなり、気象庁は22年6月、線状降水帯発生を12時間前に予測する「半日前予報」を開始。住民に災害リスクを周知する「土砂災害警戒区域」の指定は、今年6月末時点で全国69万4820か所と、10年間で倍増した。

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