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ハリス氏、民主党大会で予告なく登壇…「理想のために戦おう」と呼びかけ大歓声浴びる

読売新聞 / 2024年8月20日 12時46分

 【シカゴ=池田慶太】米民主党の党大会が19日、イリノイ州シカゴで開幕し、大統領候補となったカマラ・ハリス副大統領(59)は「我々は一丸となって前に進むことを宣言するだろう」と決意を語った。11月の大統領選に向けた党綱領を採択し、民主主義の強化などに取り組む方針を掲げた。夜にはジョー・バイデン大統領(81)が基調講演し、ハリス氏の下での結束を訴える見通しだ。

 党大会は22日まで4日間の日程で開かれる。ハリス氏は19日、予告なしに党大会のステージに上がった。「我々は分断するものよりもはるかに多くの共通点を持っている。理想のために戦おう」と呼びかけ、大歓声を浴びた。

 綱領は大統領選で事実上の選挙公約となるもので、バイデン氏が選挙戦撤退を表明する以前に作成された原案通りに採択された。「米国への投資」を掲げ、インフラ(社会基盤)投資拡大を通じて国内の産業や雇用を守ると明記した。富裕層や大企業に公平な税負担をさせ、食品や医療、住宅のコストを低減させる方針も示した。

 共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ前大統領(78)については「民主主義の中核を守ることを拒否している」と批判し、民主党は米国と世界で民主主義や自由を守ると強調した。パレスチナ自治区ガザの戦闘では「即時かつ永続的な停戦協定」を支持し、人工妊娠中絶の権利保護や銃規制の強化も盛り込んだ。

 19日には、副大統領候補のミネソタ州知事、ティム・ウォルズ氏(60)が各州・地域を代表する代議員らによって正式に承認された。

 ハリス氏は22日、ウォルズ氏は21日にそれぞれ指名受諾演説を行う。ハリス氏は大統領候補に指名されて以降、政策で独自色をあまり出しておらず、受諾演説で踏み込んだ発言をするかが注目される。

 党大会の会場周辺では19日、ガザの戦闘を巡りイスラエル支援を続ける民主党政権に抗議するデモに参加していた約50人が警備用のフェンスを破り、大会の敷地内に侵入した。警察はグループを排除し、少なくとも4人が拘束された。20日以降も大規模な抗議デモがシカゴで予定されている。

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