７月発売の首都圏新築マンション、平均７８４７万円…都内の高額物件減り前年同月比２割安く

東京・湾岸エリアにそびえるタワーマンション群（３月１９日、東京都中央区で、読売ヘリから）＝池谷美帆撮影

　不動産経済研究所が２０日発表した７月の首都圏の新築マンションの発売戸数は、前年同月比４２・３％減の１４９６戸だった。東京２３区を中心に、建設費の高騰や人手不足で開発を見合わせる動きがみられる。東京２３区では６０・５％減の大幅減となった。

　首都圏の１戸あたりの平均発売価格は、前年同月に比べて２１・１％低い７８４７万円だった。高額物件が減った東京２３区が１８・５％低い１億８７４万円で、全体を押し下げた。ただ、３か月連続で１億円を超えている。

　神奈川県は６１１０万円、東京都下は６０９３万円、千葉県は５３４４万円、埼玉県は４９４７万円だった。価格の高騰が東京２３区から、周辺に広がり、平均価格はいずれも前年を上回った。