公文の会員の氏名やテストの点数、口座番号など情報流出…指導者含めて７６万人分

公文式教室

　「公文式教室」を運営する公文教育研究会（大阪市）は２０日、会員や指導者約７６万人分の個人情報が流出したと発表した。印刷業務などを委託していた情報処理サービス会社「イセトー」（京都市）がサイバー攻撃を受けたためとしている。

　公文によると、流出したのは会員７３万９７１４人分の氏名や学年、教室名、テストの点数のほか、指導者１万７４８１人分の氏名や銀行口座番号など。口座番号は１人分を除き、下３桁がマスキングされた状態だった。いずれの情報も悪用された事例は確認されていないという。

　公文は対象者に連絡するとともに、イセトーとの取引の見直しを進める方針。

　イセトーを巡っては、印刷業務などを委託していた自治体や企業の情報流出が相次いでいる。