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暑さ対策 選手も応援団も…ヘルメット白に変更 ミストシャワー

読売新聞 / 2024年8月21日 5時0分

暑さ対策でヘルメットとアンダーシャツを白にした新ユニホームで戦う広陵の選手たち(12日)

 暑さ対策として、朝と夕方に試合を行う「2部制」が初めて導入された今大会。酷暑による熱中症を防ごうと、出場校や応援団も工夫を凝らした。

 広陵(広島)は広島大会まで黒だった帽子とアンダーシャツ、ヘルメットを白に変更。連日の猛暑に「命の危険がある」と危機感を抱いた中井監督が発案した。黒いヘルメットはかぶれないほど熱くなることもあったといい、英明(香川)も黒から白に変えた。

 滋賀学園(滋賀)や聖和学園(宮城)の応援団は、アルプス席で霧状の水を噴射する「ミストシャワー」を使って暑さを和らげ、熱中症対策とした。滋賀学園の応援に来た奈良県天理市の会社員(54)は「ミストシャワーのお陰で体も涼しくなった。日差しが強いアルプス席での応援には必要だ」と話した。

 甲子園球場を運営する阪神電鉄によると、ここ数年、大会中に熱中症の症状を訴えたり、救急搬送されたりする人の4割以上が10歳代で、アルプス席で声援を送る各校応援団の高校生らが多い。環境省熱中症対策室は「直射日光に体をさらすと体温が上がり熱中症のリスクが高まる。衣服の工夫で熱がこもらないようにしたり、体を冷やしたりすることが重要」と呼びかける。

 大会本部は、今年から国が運用を始めた「熱中症特別警戒アラート」が兵庫県に発表された場合、対応を協議するための対策本部を設け、状況に応じて試合の中止や一部試合のみの実施などを検討する。

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