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[甲子園球場100年]アルプススタンド 染まる座席 名前由来は諸説

読売新聞 / 2024年8月21日 5時0分

大勢の観客が集まり、声援で選手たちを後押しした大社のアルプススタンド

 大社のチームカラー「紫」で染まったアルプススタンド。高校野球では一、三塁側合わせて1万2000人を収容し、声援が選手を後押しする。開場当時は木造で20段だったが、予想を上回る野球人気を受け、1929年に50段の鉄筋コンクリート製に改築された。

 アルプススタンドという名称が生まれたのは同年夏。芸術家・岡本太郎氏の父で漫画家の一平氏が、白いシャツを着た観客で埋まる光景からアルプス山脈を思い浮かべ、新聞に「アルプススタンド」と書いたことが始まりとされる。

 名前については諸説あり、太郎氏が「アルプスみたい」と言ったという話もある。

 32年にはスタンド下の空間を活用しようと、一塁側に体育館、三塁側に室内温水プールが建設された。甲子園歴史館によると、プールには当時の最先端設備がそろっており、国際大会の予選が開かれたこともあったという。室内練習場(プロ野球ではブルペン)となった現在でも、アーチ形の天井や窓枠にプール時代の名残がある。

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