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21日に準決勝

読売新聞 / 2024年8月21日 5時0分

 第106回全国高校野球選手権大会は21日、準決勝が行われる。4校とも初の決勝を目指す。第1試合は、昨夏に続いて4強入りを果たした神村学園(鹿児島)と9年ぶりの準決勝に臨む関東一(東東京)が対戦する。第2試合は、今春の選抜1回戦でぶつかった京都国際(京都)と青森山田(青森)が顔を合わせる。20日は休養日で、4校はそれぞれ調整を行った。

神村学園 強力打線

 神村学園は4試合中3戦で2桁安打と攻撃力は高い。劣勢か競った展開で1イニングに3点以上を挙げて逆転するか、リードを広げており、勝負所で畳みかけられる。6番上川床、7番木下夢が打率4割超と好調。不振だった4番正林が準々決勝で初の適時打を放って復調傾向にある。

 小田監督は「カウントを取りにくる球を、しっかり振っていきたい」と話す。投手陣はエース左腕の今村は2試合で完投、右の早瀬は3回戦で1失点完投。ただ、4試合とも序盤に失点しており、立ち上がりをスムーズに乗り切りたい。

関東一 継投安定

 強力打線と 対峙 たいじする関東一の投手陣は、安定感がある。エース右腕の坂井と左の畠中は全3試合に登板。坂井は11回2/3を投げて1四球で無失点、畠中は13回1/3で4失点(自責点3)。3試合とも継投でしのいでおり、交代のタイミングも鍵を握りそうだ。

 守りも堅く、二塁手・小島、三塁手・高橋が好守を見せており、投手陣をもり立てる。米沢監督は「守備のチームらしく、1点を争う試合をしたい」ともくろむ。打線では状態が上がらなかった4番の高橋に準々決勝で本塁打が飛び出したのが好材料だ。

京都国際 3戦完封

 京都国際はエース中崎、西村両左腕の好投で3戦連続で相手を完封。中崎はキレのあるスライダーを武器に、完投した1、3回戦で計26三振を奪った。チェンジアップがさえる西村は2回戦と準々決勝で完封した。

 4強では唯一、本塁打がないが、毎試合2桁安打でチーム打率は3割6分4厘。打力も注目されるが、14犠打を記録しているようにバントや、相手の隙を突く走塁も得点に結びつけている。「投手を中心に、どれだけ守り切れるか。点をやらないか」と小牧監督。今春の選抜でサヨナラ負けを喫した雪辱を期す。

青森山田 長打自慢

 青森山田は、好投手をどう攻略するか。兜森監督は「左投手の速球に振り負けないこと、捉え損ねないこと」をポイントに挙げる。打線は本塁打を放っている1番佐藤洸と4番原田に期待がかかる。長打力のある打者がそろっており、これまでの3試合と同様に先制して弾みをつけたい。

 投手陣は4人の右投手が登板し、3試合で失点はわずか1。2試合に先発した下山は計9イニングを無失点に抑えている。初戦で完投したエースの関は3回戦には登板せず、準々決勝は救援で球数を抑えており、いい状態で臨めそうだ。

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