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パリ五輪6位の400m個人メドレーで成田実生が連覇…200m2位の雪辱果たす

読売新聞 / 2024年8月21日 0時56分

女子400メートル個人メドレーで優勝した淑徳巣鴨の成田実生(20日)=大石健登撮影

 全国高校総体(インターハイ)最終日の20日、競泳の女子400メートル個人メドレーは成田実生(東京・淑徳巣鴨3年)が2連覇を果たした。男子100メートル自由形決勝は村佐達也(愛知・中京大中京3年)が自身の持つ高校記録を塗り替えて優勝。飛び込みの男子高飛び込みはパリ五輪銀メダリストの玉井陸斗(兵庫・須磨学園3年)が制した。水球は鳥羽(京都)が2年連続6度目の頂点に立った。

 競泳女子日本代表としてパリ五輪に出場した淑徳巣鴨の成田に、ようやく笑顔が戻った。大会初日の200メートル個人メドレーはまさかの2位。五輪で6位になった400メートル個人メドレーで、雪辱を果たした。

 予選を全体4位で通過して迎えた決勝。前半は先行を許したが、平泳ぎでトップとの差を縮め、最後の自由形で一気に逆転。チームメートの歓声にガッツポーズで応え、「高校生ならではの熱い感じを最後に味わえ、すごくうれしかった」と2連覇を喜んだ。

 パリでは自分のレース後に、新型コロナウイルスに感染していたという。体力への不安と勝たなければいけない重圧に負け、200メートル個人メドレーで敗北。「泳ぐことが怖くなった」と涙を何度もこぼしたが、部の仲間の存在と、他の高校の選手から「応援しています」とプールでかけられた言葉に力をもらった。

 「後輩にいい姿を見せたいし、何が何でもという気持ちで泳いだ。葛藤を乗り越えられたからこその優勝」。決勝のタイムは4分40秒25で、自己ベストより5秒近くも遅い。だが、今後の競技人生につながる価値ある勝利だ。(崎田良介)

パリ五輪「銀」の得意技も披露…須磨学園・玉井陸斗

 飛び込みの男子高飛び込みで須磨学園の玉井が一人抜きんでた力を発揮した。玉井はパリ五輪で銀メダルを引き寄せた得意技の「5255B」も披露。プール側に背を向けて立つと、キレのある2回半のひねりなどを決めて、きれいに入水し、会場は拍手と歓声に包まれた。「自信を持っている演技。申し分ない出来だった」と振り返った。

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