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狛江の強盗致死、実行役の被告が「強盗部分のみ認めます」と一部否認…「ルフィ」らの強盗事件

読売新聞 / 2024年8月21日 11時57分

東京地裁立川支部

 指示役「ルフィ」らによる一連の強盗事件のうち、東京都狛江市の住宅で住人女性(当時90歳)が死亡した事件の実行役として、強盗致死罪などに問われた男(21)の裁判員裁判の初公判が21日午前、東京地裁立川支部(杉山正明裁判長)で始まった。男は罪状認否で「強盗部分のみ認めます」と述べ、女性を死亡させたことについては否認した。

 狛江市の事件は唯一、被害者が亡くなっており、一連の強盗事件が社会問題となるきっかけとなった。この事件に絡んで起訴された被告の中で公判が開かれるのは初めて。杉山裁判長は初公判の冒頭、被害者の実名などを秘匿して審理を進めることを明らかにした。

 起訴状では、男は昨年1月19日、仲間と共謀し、宅配業者を装って女性宅に侵入。女性の両手を結束バンドで縛った上、暴行を加えて死亡させ、高級腕時計など4点を奪ったなどとしている。男は事件当時19歳の「特定少年」で、東京地検立川支部が起訴時に実名を公表した。

 検察側は冒頭陳述で、男は暴力を伴う強盗が計画されていたことを理解していたと指摘し、強盗致死罪が成立すると主張した。

 一連の事件では、フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループの幹部で、昨年2月に同国から強制送還された渡辺優樹(40)、藤田 聖也 としや(40)、今村 磨人 きよと(40)の3被告が「ルフィ」や「キム」などと名乗って指示していたとされる。3被告も狛江市の事件で強盗致死罪などで東京地裁に起訴されている。

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