京都国際のアルプス席、福岡出身の藤本陽毅主将の母「京都国際に育ててもらった」と熱い声援

藤本選手の活躍を見守る母・香織さん（甲子園球場で）

　第１０６回全国高校野球選手権大会第１３日の２１日、準決勝第２試合に登場した京都国際のアルプス席では、主将の藤本陽毅選手の母・香織さん（４９）がメガホンを手に試合を見つめた。

　藤本選手は福岡市出身。京都国際ＯＢでプロ野球・オリックスの上野響平選手に憧れ、自分の球歴を書いた用紙を同校に送って入学につなげた。香織さんは「紙１枚が甲子園につながるとは」と笑う。

　今春の選抜大会後、藤本選手から「主将をやる。俺しかおらんやろ」と電話があった。主将を務めるような性格ではなかったといい、香織さんは「京都国際に育ててもらった。成長を感じた」。京都大会から全試合応援に駆けつけており、この日も熱い声援を送った。