「ゴールは特に決めていない」大谷翔平に復調の兆し、三塁打にフェンス直撃打…４０－４０は目前に

マリナーズ戦の３回、右中間を破る三塁打を放つ（２０日）＝ＡＰ

　【ヒューストン（米テキサス州）＝平沢祐】米大リーグは２０日、各地で行われ、マリナーズ戦に１番指名打者（ＤＨ）で出場したドジャースの大谷は、三回に三塁打を放つなど５打数２安打で、１４試合ぶりの複数安打を記録した。今季３８個目の盗塁もマークし、試合は６―３で勝利。レッドソックスの吉田はアストロズ戦に６番ＤＨで出場し、５打数無安打。チームは６―５で勝った。タイガース戦に３番ＤＨで出たカブスの鈴木は３打数無安打。試合は３―１で勝利した。パドレスの松井はツインズ戦に３番手で登板し、１回を投げて無失点。チームは７―５で勝った。

　８月の打率が２割を切っている大谷に、復調の気配が見えてきた。今月５日以来となる複数安打をマーク。三回、外角低めのスプリットに食らいつき、低いライナーで右中間を破る三塁打を放つと、八回は右翼フェンス直撃の安打で出塁し、二盗を決めて３８盗塁とした。「今シーズンはゴールは特に決めていない」と話してきたが、メジャー史上６人目の「４０本塁打、４０盗塁」の達成が目前に迫ってきた。

　試合前には昨年９月の右肘手術後、初めてとなる２日連続でのキャッチボールを行った。来季の投手復帰に向けたリハビリも順調に進んでいる。（ロサンゼルス　帯津智昭）