井上尚弥、ドヘニーとの防衛戦では「判定決着は許されない」…ＫＯ勝利に意欲

防衛戦に向け、練習を公開した井上尚弥（２１日）＝西孝高撮影

　ボクシングの世界４団体スーパーバンタム級タイトルマッチ（９月３日、東京・有明アリーナ）に臨む統一王者の井上尚弥（大橋）が２１日、横浜市内で練習を公開した。

　鏡を見ながらフォームを確かめるようにシャドーボクシングをした後、サンドバッグ打ちを披露。左右の強烈なパンチを「ハッ」と声を上げながら打ち込むなど気合十分だった。

　対戦相手は、国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）同級元王者で、世界ボクシング機構（ＷＢＯ）同級２位のＴＪ・ドヘニー（アイルランド）。サウスポーの強打者に対し、井上尚は「（相手は）判定で勝つ気はサラサラないと思う。だからこそ気をつけなければいけない」と警戒感を示した上で、「判定決着は許されない。流れを作り、仕留めるべき瞬間に仕留められるのがベスト」とＫＯ勝利に意欲を見せた。