コアラの赤ちゃん、名前は「もなか」…オスだけど兄の「だいふく」つながりで

命名式で除幕されたもなかの名前と写真入りのパネル（名古屋市千種区で）

東山動植物園で命名式

　東山動植物園（名古屋市千種区）が募っていたコアラの赤ちゃん（雄）の愛称が「もなか」に決まり、命名式が同園のコアラ舎前で開かれた。

　赤ちゃんは母りんと父イシンの子で昨年１０月に生まれた。飼育員が考えた四つの候補から来園者に愛称を選んでもらう投票が７月に行われ、２０２２年生まれの兄「だいふく」と和菓子つながりの「もなか」が、最多の２２６１票（応募総数５４４７票）を集めた。

　命名式は９日に行われ、もなかの名前と写真入りのパネルが除幕された。もなかは、順調に成長。日中はりんにしがみついているが、夜間は単独で遊んでいるという。飼育員の伊東英樹さん（５３）は「りんの食事中に木を上り下りし、戻れずに助けを呼ぶこともある。とにかくお母さんを呼べばいいと思っているようだ」と愛らしいエピソードを披露した。

　家族旅行で訪れた、東京都品川区の小学２年の男児（７）は「小さくてかわいい。お兄ちゃんと似たいい名前だと思う」と話していた。