1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

[甲子園球場100年]こだわりの土 各地から配合「神整備」呼ぶ

読売新聞 / 2024年8月22日 5時0分

甲子園の土を持ち帰る青森山田の選手ら

 敗れた球児が持ち帰る甲子園の土。プレーに最適な硬さや、水はけのよさを求め、グラウンド整備を担当する阪神園芸がこだわり抜いて整えている。

 阪神電鉄社史によると、開業時には土の選定に苦心したという。甲子園周辺は白砂だが、選手らの目が疲れるとして、黒土を探した。尼崎の黒い泥は乾くと白くなり、神戸の黒土は粘り気がない。最終的に、淡路島の赤土を神戸の黒土と混ぜて敷き詰めた。

 当時、球場周辺の土が1立坪2円だったのに対し、「淡路から運んだ土は1立坪50円ついた」と記されている。現在は土6割、砂4割の配合。雨の日には吸水性に優れた京都の白い山砂をまくなどし、早期のプレー再開につなげている。

 2017年の阪神―DeNAのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦は、試合前から雨が降り続いた。内野が田んぼのようになる中、砂をまいて水を吸わせる繰り返しで試合終了にこぎつけ、「神整備」と話題をさらった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください