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米民主党大会にインフルエンサー200人超、特等席与えられ自撮りやイベント撮影…「Z世代」への発信期待

読売新聞 / 2024年8月22日 7時50分

 【シカゴ=池田慶太】イリノイ州シカゴで開催中の民主党大会では、ソーシャルメディアを巧みに使って情報を発信する「コンテンツ・クリエイター」に初めて参加資格が与えられ、200人超が独自の視点でイベントに参加している。

 アリゾナ州のデジャ・フォックスさん(24)は「TikTok」で14万人以上、「インスタグラム」で5万2000人以上のフォロワーを持つインフルエンサーだ。大会期間中、参加者に「人工妊娠中絶薬が手に入る州の数」を質問した際の反応など様々なコンテンツを投稿している。

 クリエイターたちは、メイン会場を見渡せる特等席を与えられ、自撮りやイベントの撮影ができる。著名人らにインタビューできる区域に入れるほか、無料で食事できるラウンジや、新聞・テレビの記者席の利用も認められている。

 異例の厚遇は、11月の大統領選に向けて若者の支持を取り込むデジタル戦略の一環だ。「Z世代」の若者の多くはSNSを通じて情報を収集しており、その質と量が若者の投票行動を左右する可能性がある。

 ハリス副大統領は、ポップ歌手から親しみを込めて「悪ガキ」と呼ばれたことなどをきっかけに若者の人気は高いものの、X(旧ツイッター)のフォロワー数は約2000万人で、共和党のトランプ前大統領(約8900万人)に劣る。ハリス陣営はクリエイターの力を借り、ネット空間で対抗したい考えだ。

 自称インフルエンサーのクリス・ポーターさん(58)=写真=は派手な衣装に身を包み、その日の出来事をSNSで発信している。「ハリス氏が熱狂を呼んでいる。そうしたエネルギーをもっと見たい」と語った。

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