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ウォルズ氏、庶民派を強調し中間層に訴え…アメリカ副大統領候補の受諾演説

読売新聞 / 2024年8月22日 17時40分

21日、米シカゴの民主党大会で演説するウォルズ氏=AP

 【シカゴ=向井ゆう子】米イリノイ州シカゴで開かれている民主党大会は3日目の21日、副大統領候補に指名されたミネソタ州のティム・ウォルズ知事(60)が受諾演説を行った。人口400人の小さな町で育った生い立ちに触れて庶民派であることを強調し、中間層に向けてアピールした。

 ウォルズ氏は演説で、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の政策について「間違っており、危険だ」と訴えた。人工妊娠中絶の規制強化などを主張する共和党を批判した上で、「この選挙は『自由』についてだ。我々は後戻りしない」と述べた。

 トランプ氏が大統領に返り咲けば中間層の負担が増えると主張し、手頃な価格の住宅供給や医療費の負担減を約束した。トランプ氏の選挙スローガンの「米国第一」に対抗し、「労働者第一」を掲げた。

 高校教師時代にコーチとしてアメリカンフットボールチームを州大会優勝に導いたウォルズ氏は、選挙戦の現状をアメフトの試合にたとえ、「第4(最終)クオーターだ。点を取られたが、ボールを持って攻撃しているのは我々だ」と聴衆を鼓舞した。演説終盤に会場に「戦うならば」と呼びかけ、聴衆は「勝つぞ」と応じた。

 ウォルズ氏は中西部ネブラスカ州出身。下院議員を経て、19年からミネソタ州知事を務めている。知事として学校給食無償化や中間層対象の減税を実現させた実績があり、中西部などの激戦州で白人労働者票の取り込みが期待される。

 21日にはビル・クリントン元大統領(78)も登壇し、トランプ氏について「自分のことばかり考えている」と非難した。党大会は最終日の22日、大統領候補のカマラ・ハリス副大統領(59)が指名受諾演説を行う。

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