国内唯一のコモドオオトカゲ、体長２・７ｍ「タロウ」公開へ…名古屋の東山動植物園

報道公開されたコモドオオトカゲの「タロウ」（２２日、名古屋市千種区で）＝伊藤紘二撮影

　世界最大のトカゲ「コモドオオトカゲ」の一般公開が２３日から名古屋市の東山動植物園で始まるのを前に、２２日、報道機関向けにお披露目された。かつて上野動物園（東京都）などで飼育されていたが、現在は東山動植物園が国内唯一となる。

　一般公開されるのは雄の「タロウ」（１３歳）で体長約２メートル７０、体重約５０キロ。上野動物園が繁殖のためシンガポール動物園に貸与した雌の子で、７月中旬に来日した。飼育員の呼びかけに反応するなど新たな環境にも慣れたようで、この日は餌のネズミを食べて元気な様子を見せた。飼育員の湯川正幸さん（５１）は「かわいい顔をしている。タロウを好きになってほしい」と話した。