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決勝戦 2、3点の勝負に…U―18日本代表 小倉監督に聞く

読売新聞 / 2024年8月23日 5時0分

決勝の展望を語る小倉さん

 日大三監督時代に2度の全国制覇を果たしたU―18(18歳以下)日本代表監督の小倉 全由 まさよしさん(67)に決勝の展望を聞いた。(後藤静華)

 両校とも好投手を中心に守備からリズムを作り、手堅く攻めていく。2、3点が勝負の接戦になるだろう。

 関東一には隙がない。守備では準々決勝で三塁手・高橋君のバント処理から併殺を奪うなど対応力に驚かされた。「これは(外野に)抜けるな」という打球も内野手が止めてしまう。今大会は低反発バットの影響で低い打球が増えたが、あの守備力は非常に手ごわい。

 米沢監督は 緻密 ちみつなチーム作りに定評があり、走塁での判断力も鍛えられている。初戦では浅い飛球でタッチアップし、本塁に生還した。東海大相模(神奈川)の藤田君ら左の好投手を攻略して勝ち上がったという点でも好材料は多い。今大会3安打にとどまっている1番の飛田君が出塁できるかが鍵とみている。

 京都国際は、初戦敗退した今春の選抜から打力を大きく伸ばした。追い込まれても簡単には三振せず、四球を選ぶなど嫌な攻撃ができる。関東一の高橋君のような長距離砲はいないし、残塁もやや目立つ。しかし、相手が「誰をマークすればいいのか」と頭を抱えそうなほど切れ目なく攻められるのは強みだ。

 今大会はチェンジアップの使い手が多いが、左腕・西村君の球は見極めが非常に難しい。それでいて内角に直球を投げきれる制球力もある。先発が左の中崎君なら、準決勝のように立ち上がりの四球などでつまずかなければ、主導権を握れるのではないか。

 夏の決勝は独特の緊張感がある。指導者が選手の勢いを止めないことも大切。両監督には選手が全力を出せる雰囲気を作ってあげてほしい。

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