1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

[甲子園球場100年]ラッキーゾーン 撤去後初アーチはゴジラ

読売新聞 / 2024年8月23日 5時0分

撤去されるラッキーゾーン(1991年12月撮影)

 「ラッキーゾーン」は、本塁打が増えるようにと左中間と右中間に本来の外野フェンスからせり出して設置されていた。みずほペイペイドーム福岡では「ホームランテラス」と呼ばれるなど、プロ野球が行われる球場ではおなじみだが、甲子園が国内第1号だ。

 アメリカンフットボールも行えるよう設計された甲子園は、他球場に比べて外野が深い。1947年、両翼110メートルあった外野に金網でラッキーゾーンを新設し、91メートルになった。甲子園球場の歴史に詳しい武庫川女子大の丸山健夫・名誉教授によると、設置から4か月後に直線からふくらみのある曲線に変更したという。「あまりに近すぎて、やりすぎだと思ったのでは」とみる。

 ところが、用具の改良や技術の向上もあって「簡単に本塁打が出すぎる」との声が上がり、91年オフに撤去。翌春の選抜大会の本塁打は前年の18本から7本に激減した。このうち、撤去後の初アーチを含む3本が、巨人や米大リーグで活躍した松井秀喜さん(石川・星稜)が放ったものだった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください