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23日決勝の見どころ、投手力の京都国際VS守備力の関東一…ともに初優勝目指し午前10時プレイボール

読売新聞 / 2024年8月23日 5時0分

チェンジアップを武器とする西村

 第106回全国高校野球選手権大会は、23日午前10時から決勝が行われる。関東一(東東京)と京都国際(京都)が、ともに春夏通じて初の頂点を目指す。優勝すれば、東京勢は2011年の日大三、京都勢は1956年の平安(現・龍谷大平安)以来となる。決勝で東京勢と京都勢が対戦するのは初めて。22日は休養日で、関東一と京都国際は調整を行った。

京都国際…両左腕 安定感抜群

 京都国際は、3年生エース中崎、2年生の西村両左腕が1回戦から交互に先発し、完投してきたが、準決勝では初めて継投した。4回2失点で交代した中崎の後を受けた西村が5回を無失点でしのぎ、逆転勝利を呼び込んだ。西村は23イニングを無失点に抑えている。

 22日は、2人ともノースローで調整。準決勝はともに球数が60球前後で、「万全」と口をそろえる。小牧監督は「決勝は総力戦。どちらが先発かは考えていない。継投になると思うので、タイミングを間違えないようにしたい」と話す。

 打線は準々決勝まで4試合連続2桁安打を記録したが、いずれも残塁は10以上を数え、つながりの悪さが気がかりだ。準決勝の六回に3本の単打などで3点を奪ったように畳みかけられるか。打率5割と好調の長谷川の前に走者をためられるかもポイントだ。

 相手が軟投派の左投手から速球派の右投手へ継投すると想定。この日のフリー打撃では左投手に緩い球を投げさせ、引きつけて打つ練習を繰り返した後、マウンドの前から右投手が投げる速球で目を慣らした。小牧監督は「後手に回っては勝機をつかめない。思い切って仕掛けたい」と語る。

関東一…光る堅守 接戦強く

 関東一は準決勝で左腕・畠中を温存できたのが大きい。直球は130キロ台ながら、スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を操り、低めに制球する。2回戦と準々決勝で先発し、3回戦は救援登板。13回1/3を投げて4失点(自責点3)と大崩れしない。

 最速150キロ超を誇る右の坂井は全4試合に救援して無失点と、劣勢でも流れを引き寄せられる。準決勝で先発し、5回1失点と好投した右の大後も控える。

 3回戦から1点差ゲームを制して勝ち上がってきた。準決勝で中堅手からの好返球で本塁生還を阻んだように全4試合で3失策と堅い守りは投手陣にとって心強い。この日はキャッチボールなど軽めのメニューをこなした畠中は「少ない失点に抑える関東一の野球をする」と力を込め、米沢監督も「相手は粘り強いチームという印象。投手を中心とした守備で勝ちきりたい」。

 打線で鍵を握るのは5番の越後だろう。4試合で12打数8安打1打点、打率6割6分7厘と好調。準決勝では越後のチーム初安打を足がかりに試合をひっくり返した。4番高橋は本塁打を放っているものの、低調な上位が出塁できれば、得点機は広がる。

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