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3戦連続完封まであと一歩で暗転、巨人・戸郷翔征「もう一つ甘かった」…首位攻防戦負け越し

読売新聞 / 2024年8月23日 6時0分

 広島2-1巨人(セ・リーグ=22日)――広島が同一カード勝ち越し。九回に小園の適時打で追いつき、延長十回に矢野の適時打で勝ち越した。巨人は再三の好機を生かせず、好投の戸郷を援護できなかった。

 1点リードで迎えた九回、巨人・戸郷は3戦連続完封まで、あとアウト二つだった。しかし、試合はここから暗転する。八回まで安定していたエースが小園に同点打を浴びると、延長十回はセットアッパーのケラーがつかまり、まさかの逆転負け。首位攻防戦の負け越しが決まった。

 相手の粘り強さに屈した。戸郷は九回一死二塁で、小園を2球で追い込んだ後の3球目、外角低めのフォークボールを中前への適時打とされた。ケラーは一死一塁から、代打・秋山にカーブ、矢野には高めの154キロを捉えられて勝ち越された。いずれも、2ストライク後の勝負球だった。

 スコアラーの一人によると、広島の打線には特徴がある。試合前までの四球数は、阪神のリーグ最多357に対し、広島は214でリーグ最少。追い込んだ後、誘い球に手を出してこない阪神と違い、広島は積極的に振ってくるという。

 バットに当てる技術の高い好打者がそろい、「追い込んでも高さやコースを間違えば、拾われてヒットにされてしまう」とスコアラー。3連戦の初戦で4回7失点KOを喫した山崎伊は、9安打のうち6本が追い込んでから打たれたものだった。この日チームを勝利に導けなかった戸郷も、「コースがもう一つ甘かった」と悔やんだ。

 首位とのゲーム差は2に広がった。残り6試合の直接対決の舞台は、いずれも分が悪いマツダスタジアムだが、「またやり返すチャンスがある。まだまだだと思っている」と阿部監督。打線も投手も、やはり広島は手ごわい。敵地でのリベンジへ、この2敗を生かせるか。(福井浩介)

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