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電気代は第2次石油危機以来の22%・うるち米は18%上昇…7月の全国消費者物価指数は108%

読売新聞 / 2024年8月23日 10時58分

 総務省が23日発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で108・3と、前年同月比2・7%上昇した。上昇は35か月連続。政府の電気・ガス代負担軽減策の終了に伴い、エネルギー関連が全体を押し上げ、上昇率は前月(2・6%)から0・1ポイント拡大した。

 エネルギー関連の上昇率は12・0%で、前月(7・7%)から拡大した。特に電気代は22・3%上昇し、第2次石油危機の影響を受けた1981年3月(41・2%)以来の上昇率となった。都市ガス代も10・8%上昇した。

 訪日客増や外食需要の高まりでうるち米(コシヒカリを除く)は18・0%上昇した。前年の不作で流通量が少なかった2004年4月(19・5%)以来の上昇率だった。コメの値上がりの影響で、せんべいは16・1%上昇した。

 電気・ガス代の負担軽減策は8~10月使用分に限り再開されるため、9~11月の物価上昇率を押し下げる。農林中金総合研究所の南武志理事研究員は「足元の円高や原油安は世界経済の需要の弱さを反映しており、物価上昇率は25年度に2%割れとなる」と分析する。

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