川崎の連続不審火、横浜のコンビニ強盗未遂の容疑者と酷似…無職の５６歳

神奈川県警察本部

　横浜市鶴見区のコンビニ店で店員が男に刃物を突き付けられた事件で、神奈川県警鶴見署は２２日、住居不定、無職の男（５６）を強盗未遂容疑で逮捕した。捜査関係者によると、川崎市幸区で相次いだ不審火で、容疑者とみられる男の防犯カメラ映像がこの男と酷似しており、県警は関与を調べる。

　同署の発表によると、男は９日午前７時１５分頃、横浜市鶴見区佃野町のコンビニ店で男性店員（４２）にカッターナイフを突き付け、「金を出せ」と脅した疑い。「金に困ってやった」と容疑を認めている。

　同署は２１日、店の防犯カメラに映った男の画像を公開し、情報を求めたところ、６件の情報が寄せられた。うち１件の情報を基にこの男を特定。ＪＲ南武線尻手駅近くの公園にいたところを捜査員が２２日に発見した。公園で寝泊まりしていたとみられる。

　川崎市幸区内では、１１日夜から１２日夜にかけ、ポリ袋やベンチなど、１４日夜から１６日にかけてはバイクのカバーが燃える不審火が、半径約５５０メートル以内で６件相次いでいた。県警は連続不審火についてもこの男が関与した可能性があるとみて捜査を進める。