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キオクシアHD、10月にも上場へ…時価総額1兆5000億円規模の可能性

読売新聞 / 2024年8月23日 23時39分

 半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことがわかった。早ければ10月の上場を目指す。調達資金は、データセンター向けなどで半導体需要が高まることを想定して研究開発費や設備投資などに充て、競争力の強化を図る考えだ。

 キオクシアは2017年、東芝のメモリー半導体事業を分社化して発足した。東芝に加え、米投資ファンドのベインキャピタルなどが出資している。上場時の時価総額は1兆5000億円規模となる可能性がある。

 東芝やベインなどは、上場後に保有株を段階的に売却する。ベインを通じて間接出資する韓国の半導体大手、SKハイニックスは、将来の連携を視野に入れ、上場後に約15%の株を取得する形となる。

 キオクシアは、主力のNAND型メモリー半導体で世界シェア(占有率)の1~2割程度を占める。デジタル化やAI(人工知能)の普及で増える需要を取り込むためには設備投資など巨額の資金が必要となる。24年3月期に2期連続の最終赤字となったが、市況の回復で業績改善の兆しが見えている。

 キオクシアは4月、融資を受ける銀行団に成長戦略の一つとして上場を検討する方針を伝え、調整を進めてきた。上場後、昨秋に打ち切られた米ウエスタン・デジタルとの経営統合交渉の再開も視野に、経営基盤の強化を目指す。

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