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[甲子園球場100年]銀傘 時代合わせ多様に変遷 

読売新聞 / 2024年8月24日 6時16分

アルプス席を覆う銀傘の完成イメージ図=阪神電鉄提供

 スタンドを覆う屋根も100年の歴史を紡いできた。

 開場当初は内野席上部だけだったが、1931年にアルプス席を覆うまで拡張され、「 大鉄傘 だいてっさん」と呼ばれた。軍需用として供出を求められ、43年に全て撤去。戦後の野球再開時に、屋根はなかった。51年、新たにかけられた2代目は航空機などにも使われるジュラルミン製で、光沢感があることから「 銀傘 ぎんさん」と呼ばれるようになった。

 82年にアルミ合金製に代わり、現行の4代目はガルバリウム鋼板製で2009年にふき替えられた。エコな取り組みも進められ、雨水を地下で貯蔵してグラウンドへの散水などに活用。太陽光パネルも設置し、年間約19万キロ・ワット時を発電して球場での年間使用電力の3.6%を賄う。

 最近の厳しい暑さから観戦環境を改善するため、28年春には大鉄傘と同じ大きさまで拡張される予定だ。日本高校野球連盟の宝馨会長は「阪神電鉄などと連携し、高校野球の未来を描きながら、さらなる発展に努めたい」と話している。

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