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林官房長官、総裁選出馬表明時期に苦慮…公務との両立課題「官房長官の職務を優先させる」

読売新聞 / 2024年8月24日 8時20分

 林官房長官(63)が自民党総裁選への出馬表明の時期に苦慮している。23日に開いた自身に近い議員との会合では、台風10号の接近を踏まえ危機管理対応を最優先する方針を確認した。官房長官の公務と選挙活動をいかに両立させるかが、今後の課題になりそうだ。

 林氏は同日、岸田派(宏池会)を中心とする党所属の国会議員約15人と国会内で会合を開いた。出席議員によると、林氏は総裁選に向けた支援を求めるとともに、「官房長官の職務を優先させる」と強調したという。すでに出馬に必要な推薦人20人の確保にめどをつけ、27日に記者会見で出馬表明することも検討していたが、会合では、台風10号への対応に万全を期した上で記者会見日程を決めることを確認した。

 報道各社の世論調査で「次の総裁にふさわしい人」で下位にとどまる林氏は、早期に出馬表明し、党員票を上積みするための活動を開始したいのが本音だ。ただ、危機管理の要である官房長官が総裁選に力を傾注しすぎれば、批判を浴びるリスクがある。

 現職官房長官による総裁選出馬は、菅前首相が勝利した2020年の例がある。もっとも、当時は安倍元首相の辞任表明に伴う急な総裁選で、選挙期間は6日間と短く、全国一斉の党員投票や地方遊説は行われなかった。今回は過去最長の15日間にわたり、全国各地で遊説が予定されており、林氏周辺は「公務より総裁選を優先していると受け止められないよう細心の注意を払う」としている。

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