茂木敏充幹事長が総裁選出馬へ…小泉進次郎・元環境相は３０日に表明

自民党の茂木幹事長

　自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）を巡り、茂木敏充幹事長（６８）は出馬の意向を固め、周辺に伝えた。小泉進次郎・元環境相（４３）は３０日に記者会見を開いて立候補を表明する。

　茂木氏は衆院栃木５区選出の当選１０回で、外相や経済産業相を歴任し、政策集団に移行した約４０人の茂木派を率いている。２３日、国会内で記者団に「近々決断したい」と語った。

　小泉氏は衆院神奈川１１区選出の当選５回。２０１９年に安倍内閣で環境相として初入閣し、菅内閣で再任された。初当選を果たした０９年衆院選の投開票日が８月３０日だったため、この日に合わせて出馬を表明する。党改革や憲法改正などを打ち出す見通しだ。

　２４日に出馬を表明する石破茂・元幹事長（６７）は２３日、国会内で「最後の戦いになる」と記者団に述べた。総裁選挑戦は今回で５回目となる。

　河野太郎デジタル相（６１）は２６日に出馬表明の記者会見を行う予定で、林芳正官房長官（６３）は表明時期を調整している。高市早苗経済安全保障相（６３）の陣営は出馬に必要な推薦人２０人にめどがついたとしている。

　斎藤健経産相（６５）は２３日、経産省内で記者団に「総裁選を目指す決心をした」と語り、出馬に強い意欲を示した。推薦人確保に関しては「それはやれる」と語った。小林鷹之・前経済安保相（４９）は１９日に出馬を表明した。

　一方、青山繁晴参院議員（７２）は２３日、国会内での記者会見で立候補を目指す考えを示した。青山氏は１６年の参院選比例選で初当選し、現在２期目。