1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

巨人・西舘勇陽がプロ初先発KO、悔しさを押し殺し「ダメだった」…課題は「どの球種でもカウントとれるように」

読売新聞 / 2024年8月24日 6時0分

1回2死満塁、宇佐見に適時打を打たれ、先制を許した西舘=米山要撮影

 中日8-2巨人(セ・リーグ=23日)――中日が快勝した。宇佐見が一回に先制2点打、七回に2ランと4打点の活躍。6回2失点の福谷は昨年5月以来の白星。巨人はプロ初先発の西舘が試合を作れず。

 巨人のドラフト1位・西舘は表情を変えず、プロ初先発のマウンドを降りた。5回6安打4失点。「気負わずに目の前のことと思っていたけど、先発としてダメだった」。敗戦後、悔しさを押し殺して言った。

 初回、先頭の福永は直球で押して空振り三振に仕留めた。しかし、岡林にこの日最初に投じたフォークボールを右前に運ばれると、カウントを整えるのに苦心する。2者連続の四球で二死満塁となってから、宇佐見に変化球が甘く入り、右前へ2点適時打を許した。直後に味方が追いついたが立ち直れず、四、五回とも先頭の出塁を許し、1点ずつを失った。

 決め球のフォークを打たれ、直球とカットボール主体にならざるを得なかった。「苦しくなった時に頼るボールが少ないと、きつくなる。どの球種でもしっかりカウントをとれるように」。課題はより、明確になった。

 開幕当初は中継ぎが手薄だったチーム事情で、救援の一角としてデビューし、26試合で19ホールド。開幕から10試合連続無失点を記録するなど好投し、勝ちパターンの一翼を担った。

 中大時代は先発としての経験も十分。このため、中継ぎの陣容にめどが立った7月、阿部監督は西舘を先発候補として配置換えし、二軍で再調整させてきた。優勝争いが激しさを増す中での登板には、「次世代のローテーションに入ってくれれば」と将来を見据えた期待もあった。

 阿部監督は今季初めて、試合後の記者会見を行わなかった。首位広島との3連戦で負け越して迎えた一戦で、打線も含めていかに残念な負け方だったかを表している。二軍での再調整が決まった西舘は、ここからはい上がるしかない。(浜口真実)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください