1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

FRB議長が9月利下げを事実上明言、ダウ平均株価が一時490ドル超上昇…4万1000ドル台回復

読売新聞 / 2024年8月24日 10時44分

ニューヨーク証券取引所

 【ジャクソンホール(米ワイオミング州)=田中宏幸、ニューヨーク=小林泰裕】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は23日の講演で「政策を調整すべき時が来た」と述べ、次回9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを事実上明言した。講演を受け、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価(30種)は一時、490ドル超上昇。終値としての史上最高値(4万1198ドル)を上回る場面もあった。

 ダウ平均の終値は前日比462・30ドル高の4万1175・08ドルで、約1か月ぶりに4万1000ドル台を回復した。ニューヨーク外国為替市場の円相場は日米の金利差縮小が意識され、講演前に比べて2円以上円高・ドル安の1ドル=144円台前半をつけた。

 講演は、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行われた。米国のインフレ(物価上昇)率について、パウエル氏は「(FRBが目標とする)2%に戻る持続可能な道筋をたどっているとの確信を深めている」と指摘。昨年9月から8会合連続で年5・25~5・50%に据え置いている政策金利を引き下げても、物価上昇が再加速するリスクは低いとの認識を示した。

 雇用情勢に関しては、失業率の悪化などを踏まえて「下振れリスクが高まっている」と説明し、「労働市場のさらなる冷え込みは歓迎しない」とも述べた。利下げの幅やペースは、「今後発表される指標や見通し、リスクのバランスに依存する」と述べるにとどめた。

 FRBが次回9月17、18日の会合で利下げを決めれば、コロナ禍直後の2020年3月以来、4年半ぶりとなる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください