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「翔タイム」巨人戦でも…桑田二軍監督の言葉で浅野翔吾が覚醒、阿部監督「今一番のっている」

読売新聞 / 2024年8月25日 6時0分

1回1死、浅野が先制本塁打を放つ(24日、東京ドームで)=三浦邦彦撮影

 巨人6-2中日(セ・リーグ=24日)――巨人が3連敗を免れた。浅野が一回に先制ソロ、六回に適時打を放つなど4安打2打点。井上が七回途中2失点で5連勝。中日は先発の柳が踏ん張れず。

 八回一死一塁。巨人・浅野の鋭い当たりが左翼線で弾むと、本拠地は三塁打を期待する大歓声に沸いた。サイクル安打がかかっていたからだが、本人は「打つことに必死で考えてなかった」。結果は二塁打だったが、それでも、連敗中の停滞ムードを吹き飛ばすプロ初の4安打だった。

 前カードで首位の広島に負け越し、前夜は5位の中日に完敗。阿部監督は思案した。「攻撃的にいこうと決めている。だったら、今一番のっている浅野を」。前日は6番だった19歳の右打者を、2番に固定してきた吉川と入れ替えた。

 初めて2番で先発しても、浅野は「自分の仕事は変わらない」と目の前の打席に集中した。一回に左中間への先制ソロを放つと、五回は左中間二塁打、六回は中前適時打。短めに持ったバットで快音を響かせた。

 開幕一軍に名を連ねたが、結果が出ずに降格。約4か月間の鍛錬を経て一軍復帰した浅野は言う。「二軍でやってきたことを一軍でもやっている」。その一つが、打つべき球の見極めだ。

 桑田二軍監督はファームで浅野に諭した。「翔吾、初球にワンバウンドを振っているようじゃダメ」「ここで我慢できれば出塁率も上がる」。当初は戸惑っているようだったが、夏を迎えた頃から助言を実行できるようになったという。

 一軍再昇格後は9試合で14安打9打点。春先は打者有利のカウントに持ち込めなかったが、この日の先制ソロも、五回の二塁打もボール先行の場面で甘い球を捉えた。「焦らず打席に立てているのが一番」。高卒2年目の主力候補が、覚醒しそうな気配が漂ってきた。(財津翔)

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