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「高円寺阿波おどり」開幕、今年は外国人もツアー参加…フィンランド人「大勢の前で踊れてワクワクした」

読売新聞 / 2024年8月25日 11時13分

「ヤットサー」の掛け声とともに息の合った踊りを披露する踊り手たち(いずれも24日、杉並区で)

 踊り手たちの熱気に街が包まれた。24日に開幕した「第65回東京高円寺阿波おどり」(NPO法人東京高円寺阿波おどり振興協会など主催、読売新聞東京本社など後援)。今年は阿波おどりを初めて体験する外国人の姿も見られた。

 本大会が始まる午後5時の1時間ほど前。高円寺氷川神社に中国やイタリア、インドなど様々な国籍の観光客が集まった。同協会が初めて企画した、阿波おどりが体験できる特別観覧ツアーの参加者だ。

 阿波おどりの歴史を英語で学んだ後、特製のピンク色の法被に鉢巻きを身につけると、自分たちの姿を興味深そうに撮影していた。徳島県の大学生から阿波おどりのレクチャーを受け、「ヤットサー」の掛け声も習得。本番に備えた。

 本大会が始まると、地元・高円寺や全国各地から集まった踊り手が華麗な踊りを披露。笛や太鼓が奏でるおはやしが鳴り響く。観客から拍手や掛け声が飛ぶと、踊り手ははじける笑顔で応えていた。家族で訪れた杉並区の会社員(34)は「迫力がすごくて子どもも踊っていた」と楽しんでいた。

 外国人の体験者たちも「台湾連」に交ざって登場。少々おぼつかなくても、みんな笑顔で一生懸命踊っていた。夫婦で参加したフィンランド人のラウラ・ヘイッカラさん(32)は「とてもエネルギッシュ。大勢の前で踊れてワクワクした」と興奮した。

 同協会の冨沢武幸事務局長は「手を上げて、足を運べば阿波おどり。どよめきの中に身を置く体験を味わってほしかった」と満足げ。65回目を迎えた東京の夏の風物詩は、国際色豊かな文化に育っているようだ。

 阿波おどりは25日も午後5時から行われる。(写真・後藤嘉信、文・松下聖)

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