富山県上市町で１時間に１４６ミリの降雨、黒部市でも７４ミリ…石川と富山で土砂災害警戒情報

　気象庁の２５日の発表によると、石川県では七尾市で午後０時４５分までの１時間に７６・０ミリの降水量を記録、同地点の観測史上１位の値を更新した。

　金沢地方気象台は能登では非常に激しい雨を降らせる雨雲があり、北東に移動しているとして午後０時４２分に大雨と雷及び突風に関する気象情報を発表、土砂災害、河川の増水・氾濫への厳重警戒、低い土地の浸水への警戒を呼びかけた。

　一方、気象庁は午後２時、富山県に記録的短時間大雨情報を出した。

　午後１時４０分までの１時間に上市町伊折で１１１ミリ、午後１時５０分までの１時間に上市町東種で１３１ミリ、上市町付近で１２０ミリ以上、魚津市付近と滑川市付近でそれぞれ約１００ミリの降雨があったとみられるとしている。

　同庁によると、上市町では午後２時５分までの１時間に１４６・５ミリ、黒部市では午後２時４９分までの１時間に７４・０ミリの降水量を記録、両地点の観測史上１位の値となった。また、同県立山町では午後１時４０分までの１時間降水量が５６・０ミリとなり、同地点の８月の観測１位の値を更新した。　

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　石川県と金沢地方気象台は午後０時１２分に同県輪島市に土砂災害警戒情報を発表。

　同気象台は午後１時３５分、同県七尾市に大雨（浸水害）と洪水の警報、輪島市に大雨（土砂災害、浸水害）と洪水の警報をそれぞれ継続発表、能登町に洪水警報を新たに発表した。

　富山県と富山地方気象台は午後２時２０分に同県上市町と滑川市に、同３３分に魚津市、黒部市を追加して土砂災害警戒情報を発表した。