能登から都内に避難中のペンギン７羽、最初で最後のお披露目…「元の場所で元気に暮らして」

来館者を前に館内を散歩する、被災した石川県七尾市にある「のとじま水族館」から避難してきたマゼランペンギンたち（２６日午前、東京都墨田区の「すみだ水族館」で）＝松本拓也撮影

　「すみだ水族館」（東京都墨田区）で２６日、能登半島地震で被災した「のとじま水族館」（石川県七尾市）から避難中のマゼランペンギン７羽が来館者に公開された。お披露目は今回限りで、営業を再開した同水族館へ３０日に帰る予定だという。

　７羽は２月にやって来た。当初は警戒する様子も見せたが、今では鳴き声を上げながら自由に歩き回るようになったという。この日は散歩する様子が披露され、母と訪れた小学６年の女の子（１２）は「いなくなるのは寂しいけれど、元の場所で元気に暮らしていってほしい」と話した。