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ラジオ国際放送での不適切発言問題、NHKが特別番組で謝罪…中国籍元スタッフの過去の発言も調査へ

読売新聞 / 2024年8月26日 21時52分

NHK

 NHKは26日夕に総合テレビで放送した特別番組で、ラジオ国際放送などでの不適切発言問題について「放送法で定められた責務を適切に果たせなかった極めて深刻な事態で、深くおわび申し上げます」と謝罪した。問題の発言を行った中国籍の元外部スタッフの男性が、過去のニュースでも原稿にない発言をしていなかったかどうか調査する。

 男性は19日、担当するラジオ国際放送とラジオ第2の中国語ニュースの生放送で、靖国神社での落書き事件の原稿を読み上げた後、中国語で「尖閣諸島は中国の領土」などと発言。さらに英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」など、計約20秒にわたり原稿にないコメントをした。

 特別番組では「(沖縄の)尖閣諸島は日本固有の領土で、慰安婦問題は韓国政府との間で解決済み」と日本政府の見解を改めて説明。男性の発言は「我が国の重要な政策、国際問題に対する公的見解、我が国の世論の動向を正しく伝える」などと規定する国際番組基準に抵触するとした。同内容の放送は、26日午後のラジオ国際放送の中国語ニュースでも行われた。

 一方、男性は落書き事件を伝えた際、「『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた」と原稿にない文言を加えていたことも判明。NHKによると、これらの言葉は実際に落書きされており、放送前に男性は落書きが映ったニュース映像を見ていたという。

 またNHKは、尖閣諸島についての発言の際、男性が「NHKの歴史修正主義」などに抗議したと発表していたが、「歴史修正主義宣伝」に修正した。

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