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草津白根山「湯釜」に最も近い展望台、来月15年ぶりに開放…人数限定で計10日間

読売新聞 / 2024年8月26日 22時5分

登山道の再開が決まった湯釜(草津温泉観光協会提供)

 群馬県草津町は26日、草津白根山の火口湖「湯釜」に最も近い展望台を、9月25日から人数と日時を限定して開放すると発表した。この展望台の開放は15年ぶり。温泉と並び町を代表する観光資源だった湯釜の見学再開に、関係者はさらなる誘客につながると期待している。

 町総務課によると、立ち入りが可能になるのは展望台と、草津白根レストハウスの駐車場までの中央登山道約460メートル。9月25日から10月26日まで、週末を中心に計10日間開放する。登山は午前、午後に20人ずつ受け付け、安全確認や噴火時などの避難誘導を行う監視員約5人が同行する。気象庁が噴火の兆候を捉えた場合、監視員が近くのシェルターに避難させる。

 草津白根山は2018年1月に噴火し、噴石などで12人が死傷。町はそれ以前から、展望台を含む火口から500メートル以内や火口に通じる登山道などを立ち入り禁止にしているが、見学再開を望む多くの声を受け、限定的な開放を決めた。草津温泉観光協会の福田俊介事務局長は「草津の最たる観光資源に触れる機会ができてありがたい。客にも町にも良いことだ」と喜ぶ。

 登山にはガイド料や保険料計4000円が必要。事前予約制で、町ホームページで先着順で受け付ける。町は今回の結果を踏まえて25年度以降の開放の仕方を検討するが、中央登山道以外の立ち入りを認める予定はなく、町は「安全対策が最優先。禁止場所には引き続き立ち入らないでほしい」と呼びかけている。

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