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自民党総裁選、河野太郎氏が出馬表明…「脱原発」の持論修正し「建て替えも選択肢」

読売新聞 / 2024年8月26日 22時46分

自民党総裁選出馬を表明する河野デジタル相(26日午後)=川口正峰撮影

 自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日、国会内で記者会見し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。総裁選への挑戦は3度目で、所属する麻生派の支援を後ろ盾に臨む。総裁選への出馬表明は、小林鷹之・前経済安全保障相(49)、石破茂・元幹事長(67)に続き3人目となった。

 河野氏は記者会見で「(日本は)有事に直面している。経験を生かし、この国を前に進めたい」と述べた。個人が自家用車で乗客を運ぶ「ライドシェア」導入など、これまで携わった規制改革や行政改革の例を挙げ、「改革を積み上げてきた実績が問われていく総裁選だ」と強調した。

 派閥の政治資金規正法違反事件を巡っては、政治資金収支報告書に記載せずに受け取っていた金額を議員に返還させることを主張した。処分を受けた議員らの選挙での公認は、「(返還で)けじめがつけば、あとは党の候補として国民の審判を仰ぐ」として、認める姿勢を示した。

 エネルギー政策は持論だった「脱原発」を修正する考えを改めて示し、「リプレース(建て替え)も選択肢」と語った。かつて検討を主張した女系天皇論に関しても「(男系維持の)党の所見に基づいて議論を進めていくべきだ」とした。

 河野氏は2009、21年の総裁選に立候補した。21年総裁選では石破氏や小泉進次郎・元環境相(43)と連携したが、今回は石破氏に加え小泉氏も出馬する見通しで、「小石河」3者の協力関係は崩れた。

 一方、出馬の意向を周辺に伝えている林芳正官房長官(63)は26日、出馬表明の時期について、国会内で記者団に「大きな台風が日本に向かっている。状況を見極めながら判断したい」と述べ、台風10号の危機管理対応を優先させる考えを示した。茂木敏充幹事長(68)は、9月初旬に立候補を表明する。

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