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パラリンピックのクラス分けとは? 公平性や最新事情を重視…最年長61歳伊藤智也(陸上)は滑り込みで代表入り

読売新聞 / 2024年8月28日 9時0分

パラリンピックのクラス分けの流れ

 パラリンピックでは様々な障害のある選手が公平に競えるよう、障害の種類や程度を審査する「国際クラス分け」を実施し、障害のクラスが事前に決まる。競技に必要な身体機能などに沿って定め、種類、程度が近い選手をグループ化してメダルを争う仕組みだ。

 重度障害者がトレーニングの結果、筋力が上がるなどして運動機能が向上し、クラスが変わるケースもあるため判断が難しい。競技ごとに基準が違ったり、変更もあったりすることなどから最新の情報を集め、研究を進めることも必要だ。

 日本パラリンピック委員会(JPC)は今春、クラス分けの最新情報の収集・研究を行い、知見を競技団体と共有する「JPCクラス分け情報・研究拠点」を設置した。

突然のクラス変更、メダル逃し一転…

 陸上代表の伊藤智也(バイエル薬品)は難病の多発性硬化症で下半身だけでなく上半身にも障害があり、左手のまひも強い。2021年8月、東京大会直前のクラス分けで「車いすT52」から障害の軽い「T53」に突如変更となりメダルを逃した。その後、競技を続けて今年6月のクラス分けでT52に再び変わった。61歳の日本選手団最年長選手として、滑り込みで5度目のパラ代表入りを決めた。SNSに「パリでは体全部、心全部を使ってこれまでの思いを表現する」とつづり、東京での悔しさを晴らす決意を固めている。(畔川吉永)

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