セーリング女子４２０級…国際大会も経験し、雪辱V果たした境の２年生ペア「連覇」へ意欲

インターハイで優勝し、表彰された森山さん（左）と林さん（境港市で）

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）のセーリング（ヨット）女子４２０級（２人乗り）で優勝した県立境高２年、森山伊織さん（１６）と林 深姫 （みき）さん（１６）の表彰式が２６日、同高であった。

　森山さんと林さんは１年生だった昨年からペアを組み、その年のインターハイに出場したが、２２位に終わった。その後、レースを重ねてペアとしての関係を強化。今年３月のＪＳＡＦユースセーリングチャンピオンシップ女子４２０級で優勝し、７月にイタリアで開かれた大会に出場するなど国際大会も経験した。和歌山市で１３～１６日に行われた大会では課題だったコミュニケーションを深め、栄冠を勝ち取った。

　体育館であった表彰式で、２人は全校生徒が拍手で迎える中を入場。壇上で酒井敏彦校長から高校総体の賞状やトロフィーを受け取った。

舵 （ かじ ） を取るスキッパーの森山さんは「（昨年の）雪辱を果たせた。来年は２連覇できるよう頑張る」。全身で艇のバランスをとるクルーを務めた林さんは「国際大会での経験を発揮することができてよかった」と話し、それぞれ学校関係者や友人、家族らへの感謝の言葉を述べた。