山口・岩国市長が米海軍のオスプレイとステルス戦闘機の配備容認を表明…市議の多数が計画に理解

米軍岩国基地へのオスプレイ配備容認を表明した福田市長（２７日午前、山口県岩国市で）＝河村輝樹撮影

　米軍岩国基地に米海軍の輸送機「ＣＭＶ２２オスプレイ」と最新鋭ステルス戦闘機「Ｆ３５Ｃ」を年内に配備する米軍の計画について、基地がある山口県岩国市の福田良彦市長は２７日、市議会本会議で「総合的に勘案した結果、了承する」と述べ、容認する意向を表明した。

　福田市長は「ＣＭＶ２２は岩国飛行場周辺で安全に運用されるものと考える」と発言。容認の理由として、騒音状況は現在より広がらず、２機種の安全性は確認されているとの見解を国が示していることや、市議の多数が計画に理解を示していることなどを挙げた。

　計画では、岩国基地配備の艦載機のうちＣ２輸送機をＣＭＶ２２に、四つの戦闘攻撃飛行隊のうち１飛行隊の戦闘機をＦ３５Ｃに変更する。両機種とも国内初配備となる。